【成熟国型となった日本の株価の動き】

 日本の株価はバブル期まで成長国型の動きで、ぐんぐん上昇してきました。しかし、バブル期(1989年)以降は成熟国型の株価の動きとなりました。上昇と下降を繰り返しています。

 下記の資料は、株価の推移と株式の投資保有期間別の投資収益を見たものです。1995年~2011年までの間の投資収益率を見ると、TOPIX(東証1部全上場銘柄約1,700銘柄 2012年末時点)を安い時に買い、3年から5年保有した場合の投資収益率は、概ね8~10% あるいはそれ以上の傾向がみられます。

 【個別銘柄の中長期投資(3~5年保有)の勧め】

 上記はTOPIXで、市場全体を示したものですが、個別銘柄は、個々の動きをします。個々の企業、業種、経済情勢等により異なりますが、上記が参考になります。基本は中長期(3~5年)保有がお勧めです。
 また、世界経済は、将来にわたり人口増加等(*)もあり年3-4%程度で成長しています。従って、世界的にみれば株式市場の成長が予測されます。
 日本の人口は減少傾向を示しています。一方、世界人口は、年々増加傾向となっています。中国・インド等の人口増加があり、2010年の70億人から2050年には97億人と見込まれています。このため、世界的に見て様々な物やサービスの需要が増大します。この結果、世界経済の成長も株式市場成長の要因です。
【市場全体の動きと投資収益】

1995年~2011年におけるTOPIXの各年における投資期間別(1年、3年、5年、10年)収益率を見ると下表のとおりです。十分なデータが入手できていませんが、TOPIXの純資産倍率(PBR)が低い時に買って3年~5年保有すると投資収益率が年8-10%程度、あるいはそれ以上の傾向がみられます。
純資産倍率とは「株価/純資産」で表します。純資産とは会社の解散価値のことです。つまり会社の解散価値に比べ株価が低い時に買って3年~5年保有すれば利益が出る傾向がみられます。昔から「良い株を安い時に買い、長期保有するのが投資の王道」と言われています。
  
     出典:日本証券経済研究所「株式投資収益率」、「東京証券取引所 規模別・業種別PER・PBR」等より作成
注1:PBR:TOPIX(連結:単純平均)
注2:「株式投資収益率」は2012年をもって計測が中止となり以降のデータは入手不可です。
   一方、2013年末の株価が16,291円と大幅に上昇していることから、
    ※1 (2010年から3年間保有)
    ※2 (2008年から5年間保有)も相応に投資収益率が得られたと想定されます。
注3:過去の収益状況が今後とも同様になるとは限りませんが、中長期投資の参考としてください。

   

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